あがり症で気になること「視線が気になってしまう」
あがりの症状をより増幅させてしまっているひとつに、視線が気になってしまうことがあります。その視線が気にならないようにするためのトレーニングや方法をお伝えしていきます。
あがりの症状を増してしまう1つに、視線が気になってしまいアタフタし、さらにその視線に恐怖を感じてしまい必要以上に緊張してしまう人がいます。
視線の意味合いには2つあって、「あなた目線」と「皆さん(他人)目線」とでは全く違っていることを知っておくと便利です。
あなたの場合には、見られているというのを超えて「何かを見透かされているのではないか?」「手足が震えているのがバレているかも?」「何を言っているのか伝わっていないのか?」とドンドンを自分を追い詰めてしまっているのではないでしょうか?
その事によって、あがりの症状を増してしまっている可能性が考えられるのです。
そもそも、目で見る行為には、「目で言葉を読み取ろうとする力」が人にはあるために起こってしまう、人間の本質的な行為です。
実際にあなたが発している言葉を聞き取っているのは「耳」だけではなく「目」でも受けとっているのです。
ですから、見られているのというのは「あなたの言葉をより聞きたいと思っている」ひとつの行動とも言えます。
どうしても視線が気になる人ができる3つの視線対策。
視線に悪気がないと言われても、まだ気になってしまう方が、本番でできる視線対策を3つ紹介しておきます。
STEP1 色付きメガネをかける。
本番にサングラスをかけるのはさすがに可笑しいので、メガネに薄い色がついているものがありますよね。そういったものを掛けて、本番に臨むだけでも相手の視線がかなり気にならなくなります。
もちろん、いつもメガネを掛けていない人でも、度が入っていないものを掛ければよいでしょう。
STEP2 敢えて視線を合わせる。
視線が気になってしまい、ふとした瞬間に目と目が合う。なんて時にすぐに目を逸らしてしまうことで、逆に自分の中で違和感を感じてしまい、なにか緊張を増してしまったりします。
目が合った時にすぐに逸らすのではなく、ぐっと3秒ほど我慢してから逸らすようにしましょう。そうすれば、自分自身も視線に我慢できたことでレベルアップできますし、その後も違和感なく続けることができます。
STEP3 ターゲットを数人決めておく。
本番を迎えるときには、ある程度、聴衆者が座っているポジションが決まっているはずです。そこで、あなたが視線を合わせてしまう人を事前に決めておき、ターゲット化しておきます。
ターゲットだけを見ることで、他の視線が気にならなくなります。そしてターゲットとしている人と目線が合っても先ほどのように3秒程度我慢して、次のターゲットへと向きを変えてみましょう。
ターゲットは前後左右などで数人絞っておくと違和感もなくていいかもしれません。
※目が悪い人なら・・・※
目が悪くて、普段はコンタクトレンズをハメているという人は外しみて、遠くが見えないようにするという、かなり苦肉のパターンもあります(汗)
これなら視線を気にしなく済みます!よね。
本質的には視線に過剰反応しないこと。
視線というものにはまったく罪はありません。本当の罪は、″視線に過剰反応しているあなたの心″なのです。
「視線=悪」と思ってしまっていることで、視線に対して必要以上に恐怖心を抱いてしまっているのです。
あくまでも視線を送っているのは「あなたの伝えようとしていることを目で読み取ろうとしている行為」なんです。もしくは「ボーッ」としているだけです(笑)
視線に対して過剰に反応してしまうあまりに、あがりの症状を自分で酷くしてしまっている事があるということを知っておいてくださいね。
本当は視線に対して「過剰反応しない心」を持つとよいのですが、どうしても難しいという人は、先程お伝えした3つの対策を使ってみてくださいね。